コミュニケーションについて
2019.04.01
平成最後を締めくくる4月、何かと新たな一歩を踏み出す方も多いことでしょう。
今までとは違う環境に期待と不安が入り混じるこの時期、誰もが日々平穏に過ごせるよう良好な人間関係を築き上げたいと願っているのではないでしょうか。
今回は人間関係がスムーズになる「聞き上手」のコツをご紹介します。
日常生活の中において、ほとんどの人が他人の話を正確に聞いていないという実情をご存知ですか?
その原因の一つに、私たちは相手が問題をかかえたときすぐに自分の経験をもとに「忠告」や「アドバイス」などの形で手を差しのべてしまいがちで、それが真のコミュニケーションを妨げていることに気が付いていないからだそうです。
聞き方には、あいづちを打つような広く浅く聞く受動的な方法と狭く深く聞く積極的な方法の二通りがあり、後者でおススメなテクニックが『オウム返し』です。
相手の語尾を繰り返すことによって言いたいことを要約し、本当の気持ちを汲むことで自ら気付き、行動を変容することに繋がるこのやり方の効果は、心理学上でも証明されています。
その際、聞き手側が気を付けたいことは「同意」はNGで「共感」はOKだという点。「同意」とは賛同することで「共感」は相手を尊重する姿勢。微妙な対応の違いでその後の結果は大きく異なります。
ただし、オウム返しは使い方を間違えると相手にウザいと感じさせることにもなり兼ねませんので、あくまで適切なタイミングで会話を弾ませることが目的だという事をお忘れなく。
ともあれ、何事も始まりは明るく爽やかな挨拶を交わすことが大切ですね!