『天神橋筋商店街』
2016.09.01
リオデジャネイロ・オリンピック、日本選手団の活躍に喜び涙した激闘の17日間も遂に閉幕し、4年後の東京オリンピックに向けいよいよカウントダウンが始まった。アスリートにとっては休まる事のない、又長い自分との闘いの始まりである。
さて、オリンピックの金メダルとまではいかないが、大阪営業所の近くに日本一長い商店街と言われている『天神橋筋商店街』がある。日本一と言われてはいるものの、果たして国内においての知名度の高さは定かではない。しかしながら関西では街頭インタビューなど、テレビでよく紹介される活気に溢れた商店街なのである。7月25日の天神祭ではこの商店街をおみこしが練り歩くのだが、中でも『ギャルみこし』と呼ばれる女性が担ぐおみこしは有名である。
南北2.6㎞、約600店あまりのお店が軒を連ね、商店街は南から北へ1丁目~7丁目まで続いている。西側を走っている大阪市営地下鉄堺筋線の駅名で説明すると南森町駅~扇町駅~天神橋筋六丁目駅まで、何と地下鉄3区間分程になる。いかに長いか想像して頂けるのではないだろうか。
天神橋筋商店街は地名にならって、一丁目商店街、二丁目商店街の様に分類されているが、地元では一丁目商店街なら『天一(てんいち)』と言う風に略称で呼んでいる。商店街の歴史はさかのぼる事江戸時代、日本の物流で主要な役割を果たした天満青物市場を中心として発達し、古称・別称は十丁目筋商店街と言われていたそうである。
この原稿を書くにあたり、数年振りに天神橋筋商店街を端から端まで歩いてみた。残暑厳しいこの時期には非常に堪えたが、バラエティーに富んだお店を見るのはなかなか楽しいものである。
大型スーパーやインターネットで買い物を済ませる昨今、今一度、昔ながらの地元の商店街に足を運び地域活性化に貢献してみてはどうだろうか?