名古屋城木造復元
2016.08.01
「尾張名古屋は城でもつ」とうたわれる名古屋城は、徳川家康の命により築城された名古屋のシンボル。
かつては勇壮な天守閣と並び建つ本丸御殿がありました。この本丸御殿は、初代尾張藩主の住まい・政治の場として1615年に創建。後に将軍上洛の際の宿舎になり、1634年の三代将軍家光の上洛にあわせ、新たに上洛御殿や御湯殿書院などが増築されました。そのスケールは、延床面積3100㎡部屋数30を超える壮大なもの。近世城郭御殿の最高傑作として城郭建築の国宝第1号に指定。京都二条城の二の丸御殿と並ぶ武家風書院造の双璧と言われ、絢爛豪華な障壁画や彫刻欄間で飾られた室内は近世武家文化を象徴する「美術館」と称されていました。
残念なことに1945年の空襲により焼失しましたが名古屋開府400年を機に本丸御殿の復元工事が進んでいます。伝統的な技法を駆使しての壮麗な本丸御殿がよみがえりつつあります(平成30年公開)。
これには名古屋弁で有名な河村市長が名古屋城木造復元を推進し、2020年の東京オリンピックに合わせてとの思いがありましたが予算、市議会等の問題で2027年には全復元との運びとなりました。
文化的価値を有するとともに市民が活用でき世界的な市民の財産となるようにとのことですが・・・
私的には今の名古屋城は、お城のイメージからかけ離れているので公開がたのしみです。
名古屋に来られる機会がありましたら是非見てほしいです。