大掃除
2024.12.02
今年も残すところあと僅かになってきました。
12月と言えばクリスマスや忘年会など楽しいイベントが多いですが、その前に「大掃除をしなければ」と感じている方も多いでしょう。
今回はなぜ年末に大掃除をする習慣になったのか、その起源や大掃除のタイミングなどについてお伝えしたいと思います。
年末に大掃除をするという習慣はかなり昔からありいつ頃始まったかは定かではありません。しかし12月13日のお正月の準備ともいうべき「事始め」の行事の中の「煤払い」に起源があるそうです。昔の日本では料理を煮炊きするのは「かまど」や「囲炉裏」等と呼ばれる設備でその起源が薪や炭だったのです。その起源には燃えかすといえる「煤」が発生し、家中の壁や高井天井も煤で汚れがちとなっていたため、この1年で溜まった煤を12月13日の正月事始めの「煤払い」として掃除するという習慣が定着したそうです。
また大掃除をするタイミングですが、大晦日をはじめ12月29日と新年1月1日は避けた方がいいと言われています。12月29日の場合日付に9がつくため「苦」を思わせ、縁起が悪いと言われています。また、大晦日の12月31日に行うと迎え入れる歳神様に誠意がなく失礼な行為となってしまう、さらに1月1日の元旦に大掃除をすれば新年の福までも掃除してしまいせっかくの福を逃すとされているからです。
新しい年を迎えるための準備として家の中を清潔に保ち、家族の健康や安全を保つことは大切です。一度にやろうとせず、計画的に進め、新年を心地よく迎えたいですね。