国民の祝日
2022.11.01
従来皇室の祭典が行われる日がいわゆる祭日で、国及び国民一般の恒例の祝い日がいわゆる祝日であるとされていました。戦後間もなく祝日の一本建てとし、国民の祝い日であることから国民の祝日という名称で呼ばれるようになったとのことです。
11月には国民の祝日が2日あります。
11月3日「文化の日」は、昭和23年の祝日法制定当初から設けられている国民の祝日です。
祝日法の制定前、11月3日は明治天皇の誕生日であったことから祝日の「明治節」として休日とされていました。祝日法の制定に当たっては、この日が、昭和21年に日本国憲法が公布された日であり、憲法において戦争放棄とういう重大な宣言をし、国際的にも文化的意義を持つ重要な日であることから、平和を図り、文化を進める意味で「文化の日」と名付けられたと説明されています。
11月23日「勤労感謝の日」は、昭和23年の祝日法制定当初から設けられている国民の祝日です。
祝日法の制定前、11月23日は祭日の「新嘗祭」として休日とされていました。生活のなかでも新穀に感謝する日。生産とすべての働きに感謝し合うのでなければならないと説明されています。
国民の祝日はそれぞれ趣旨が異なります。
その趣旨について考えながら有意義に過ごしたいものです。