母の日
2020.05.01
日本では5月の第2日曜日とされている母の日ですが、世界各国でその日付や由来とされる説は異なります。
今回は有力説とされるアメリカ発祥説についてご紹介します。
アメリカ合衆国とアメリカ連合国で争われた南北戦争(1861年~1865年)の最中、負傷兵の救護や衛生管理を行うため、「母の仕事の日」と銘打ち、敵味方を問わず地域の女性を結束させたアン・ジャービスという女性活動家がいました。
そのアン・ジャービスの死から2年経った1907年5月12日。
娘のアンナが、母アンが生前に日曜学校の教師をしていたという教会で記念会を開催、その際、母が大好きだったという白いカーネーションを祭壇に掲げたと言われています。
この行為がアメリカ全土に広がりを見せ、1914年、当時のウイルソン大統領が、5月の第2日曜を「母の日」として国民の祝日に制定しました。
亡き母に白いカーネーションを贈ったアンナの行為を受け、後に「母が他界している場合は白いカーネーション」「母が健在であれば赤いカーネーション」を胸に飾るようになったと言われ、それがやがて、「母の日にはカーネーションを贈る」という習慣へ変化していったと言われています。
普段はなかなか機会がなくても、1年に1度ぐらいは母親に感謝の気持ちを伝えたいですね。