理事会番外編~平和について改めて考える
2018.11.01
「広島平和記念資料館」や「沖縄平和祈念公園」といえば戦争に関する施設としてとても有名です。あまり知られていないのですが、東京にも「東京大空襲・戦災資料センター」という施設があるのです。東京大空襲とは、1945年(昭和20年)3月10日未明、約300機のアメリカ軍爆撃機B29による東京下町地区を目標にした無差別攻撃で、人口過密であった東京は火炎地獄と化し、罹災者100万人以上、推定10万人の尊い命が失われました。広島原爆は14万人、長崎で9万人でしたので、東京大空襲の被害も甚大なものであったのですが、この戦災資料センターは各地の施設と違って規模が小さく、運営も行政ではなく、民間募金で支えられています。東京都による「平和祈念館」建設計画があったのですが、1999年に凍結となってしまいました。
先日、この戦災資料センターに某管理組合の理事の皆さんと見学に行きました。理事会活動の一環として、東京の今日の礎をきちんと知っておこうという主旨です。焼夷弾の投下された位置図や仮埋葬地の地図など、貴重な資料が多く、東京が焼け野原であったことを改めて目の当たりにしました。
見学後は、感想会を兼ねた懇親会です。すぐ近くの「山城屋酒場」で行いました。創業明治30年、100年以上続く老舗。17時前には満席になってしまいました。すでに店の外には行列ができています。駅から遠くてアクセスが悪いにもかかわらずです。名物のもつ煮をはじめ全てのメニューが秀逸!「吉田類の酒場放浪記」(ご存知ですか!?)でも取り上げられていました。納得!
一風変わった理事会でしたが、とても新鮮な体験をしました。貴重な機会を設けていただいた理事の皆様に感謝です!
※東京大空襲・戦災資料センター 東京都江東区北砂1-5-4(休館日=月・火)